本記事は、AddressLook for Microsoft Teamsをご利用いただいているお客様が対象です。
AddressLook for Microsoft Teams にて、以下の事象が発生する場合があります。
事象
ユーザーアイコンの画像や、メールアドレスが表示されません。
- 階層 / 検索画面のユーザーアイコンの画像
- 連絡先カードのユーザーアイコンの画像、メールアドレス
階層にユーザーアイコンの画像が表示されない状態
連絡先カードにユーザーアイコンの画像、メールアドレスが表示されない状態
原因
ユーザーアイコンの画像や、メールアドレスを表示するための必要な設定がされていない可能性や、表示するための条件を満たしていない可能性が考えられます。
解消方法
ユーザーアイコンの画像や、メールアドレスは、下記の手順を実施することで表示されます。
手順を確認のうえ、設定や条件に不備がないかをご確認ください。
■手順
○Microsoft Entra ID
- Microsoft Entra IDにユーザーを登録します。
- ユーザーのプロファイルにアイコンの画像を登録します。
ユーザーの追加とアイコンの画像の登録についての詳細は、Microsoftの公式情報を参照ください。
ユーザーを追加または削除する | Microsoft Learn
ユーザー プロファイル情報を管理する方法 | Microsoft Learn
○組織階層メンテナンスツール
□アドレス帳
- 階層型アドレス帳の設定で、「アドレス帳項目設定」の表示項目に[メールアドレス]を設定します。
設定の手順は、下記の製品ガイドを参照ください。
AddressLook Online 管理者ガイド・利用者ガイド
・管理者向け
メンテナンスツールガイド
4.4.3 アドレス帳の表示項目
「アドレス帳項目設定」でメールアドレスが表示項目に設定されている状態
□アドレス情報
- 階層型アドレス帳のアドレス情報に、Microsoft Entra IDに登録されているユーザーを登録します。
登録する際には、アドレス情報の[電子メールアドレス]に、Microsoft Entra IDに登録されているメールアドレスもしくはUPNを入力します。
設定の手順は、下記の製品ガイドを参照ください。
AddressLook Online 管理者ガイド・利用者ガイド
・管理者向け
メンテナンスツールガイド
4.2 アドレスに関する機能
○製品管理サイト
- 「AddressLook設定」>「共通設定」で、[アドレス一覧表示時にユーザーの写真を表示する]項目のチェックをオンにして保存します。
設定の手順は、下記の製品ガイドを参照ください。
管理者ガイド > AddressLookの設定 > 共通設定
[アドレス一覧表示時にユーザーの写真を表示する][アドレス一覧表示時にユーザーの写真を表示する]のチェックをオンにした状態
■製品管理サイト(Classic版)
■製品管理サイト(Modern版) - AddressLook for Microsoft Teams でMicrosoft Entra IDからユーザーアイコンの画像、連絡先を取得する方法として、Microsoft Graph API を使用するかEWSを使用するか選択します。
-
- Microsoft Graph API を使用する場合(推奨)
「AddressLook設定」>「Team設定」の[AddressLook for Microsoft Teams で Microsoft Graph API を使用する]項目のチェックをオンにして保存し、管理者が初期設定(AdminConsent)を行います。
初期設定の手順は、下記の製品ガイドを参照ください。
管理者ガイド > AddressLookの設定 > Teams設定
Microsoft Graph APIのアクセス許可
- Microsoft Graph API を使用する場合(推奨)
[AddressLook for Microsoft Teams で Microsoft Graph API を使用する]のチェックをオンにした状態
■製品管理サイト(Classic版)
■製品管理サイト(Modern版)
-
- EWSを使用する場合
「AddressLook設定」>「Team設定」の[AddressLook for Microsoft Teams で Microsoft Graph API を使用する]項目のチェックをオフにして保存し、Exchangeへの接続ユーザー設定を実施します。設定の手順は、下記の製品ガイドを参照ください。
管理者ガイド > AddressLookの設定 > Exchangeへの接続ユーザー設定
- EWSを使用する場合
[AddressLook for Microsoft Teams で Microsoft Graph API を使用する]のチェックをオフにした状態
■製品管理サイト(Classic版)
■製品管理サイト(Modern版)
ご留意事項
EWSを使用する場合には、Exchangeへの接続ユーザー設定にApplicationImpersonationロールが必要になりますが、Microsoft 365 Exchange OnlineのApplicationImpersonationロールは2025 年 2 月に廃止されることがMicrosoft社から公表されています。
ApplicationImpersonationロールの廃止以降は、AddressLook for Microsoft TeamsでEWSを使用してユーザーアイコンの画像、連絡先を表示することができなくなるため、Microsoft Graph API を使用することを推奨いたします。
【関連情報】
[AddressLook Online][重要] Exchange Onlineでの 「RBAC ApplicationImpersonation の廃止」についてのご案内