本記事は、TeamFactory SHINSEI 機能について記載しております
(事象)
(対応)
1. SharePoint管理センターの「サイトのストレージ上限」の設定を確認
3. PowerShell(SharePoint Online 管理シェル)を使用して、SharePoint Onlineへ接続できるか確認
4. Microsoft Entra ID(旧:Azure Active Directory) のサインイン ログの採取
(事象)
「ストレージ上限変更」申請が「失敗」する
SHINSEIにおいて、「ストレージ上限変更」申請の承認後、ステータスが「失敗」すると表示され、処理が実行されない。
「ストレージ上限変更」のステータス「失敗」の画面表示例
(対応)
1. SharePoint管理センターの「サイトのストレージ上限」の設定を確認
SharePoint側の確認点として、以下の初期導入方法をご確認のうえ、SharePoint管理センターの「サイトのストレージ上限」が「手動」に設定されているかご確認ください。
注記:Microsoft 365 の状態によっては、設定の反映に時間を要する場合がございます。「手動」に設定を変更した場合は、しばらく時間をおいてから「ストレージ上限変更」申請をお試しください。
2. サービスアカウントが正常に登録されているか確認
次に、サービスアカウントの登録の問題によって、処理に失敗している可能性が考えられます。
以下の初期導入方法をご確認のうえ、サービスアカウントが正常に登録されているか、また、該当するアカウントに必要な権限(Teams管理者・SharePoint管理者・ユーザー管理者)が設定されているかご確認ください。
(上記確認で解決しない場合)
前述の対応1.および2.をご確認いただき問題が解消しない場合は、弊社にて調査を進めさせていただきます。下記の対応3.の結果と、対応4.でダウンロードしたログを添えて、本サポートサイトのお問い合わせフォームからお問い合わせください。
3. PowerShell(SharePoint Online 管理シェル)を使用して、SharePoint Onlineへ接続できるか確認
SharePoint Online 管理シェルにて、サービスアカウントのユーザー名とパスワードを使用して SharePoint Online に正常に接続できるかご確認ください。
なおサービスアカウントは、前述の対応2.で確認いただいたサービスアカウントをご使用ください。
SharePoint Online管理シェルで接続確認に使用するコマンドレットは下記になります。
Connect-SPOService -Url <SharePoint管理センターURL> -Credential <サービスアカウント>
例:Connect-SPOService -Url https://*****-admin.sharepoint.com -Credential serviceaccount@*****.onmicrosoft.com
上記、SharePoint Online 管理シェルの詳細な使用方法については、以下のMicrosoftの公式情報をご参考ください。
SharePoint Online 管理シェルでの作業の開始
4. Microsoft Entra ID(旧:Azure Active Directory) のサインイン ログの採取
お問い合わせいただく際には、申請処理が失敗した時間を含むサービスアカウントのMicrosoft Entra ID(旧:Azure Active Directory)サインインログをダウンロードしてご提供ください。
Microsoft Entra ID(旧:Azure Active Directory)サインインログのダウンロード画面例
・許可された時刻:申請処理が失敗した時間を含むように期間を設定
・ユーザー:サービスアカウントのユーザーを指定
他、適宜フィルターを追加ください
・ログの種類:「ユーザーのサインイン(対話型)」を選択
画面上でサインイン失敗のログを確認できましたら、上記画面の赤枠「ダウンロード」ボタンよりログをダウンロードいただけます。
Microsoft Entra ID(旧:Azure Active Directory) のサインインログの参照については、以下のMicrosoftの公式情報をご参考ください。
Sign-in logs in Microsoft Entra ID | Microsoft Learn